■なぜ画学生たちの作品を…「無言館」窪島館長の想い

無言館(長野県上田市古安曽)
全国の遺族から作品を集め、美術館を設立した
絵を通じて、「声なき声」を伝えていく


(無言館開館当時の窪島誠一郎館主)
「うずもれている画学生がまだ山ほどいますから、ぜひ情報を寄せていただいて、少しでもそういう人たちの絵を末永く、声なき声を伝えていけたらなと思っています。」

作品の一部が、瀬戸内海の静かな街・牛窓に

■館長とともに瀬戸内の街を訪れた絵画

約30年の収集で集まったのは、130人の画学生による約600の作品です。開館から25年。その作品の一部が初めて瀬戸内市牛窓町で展示されることになりました。

​(無言館 窪島誠一郎 館主)
「海の景色のある美術館に無言館の画学生たちの絵が並んだ時に、どんなふうになるのかなとイメージが。こんなにも平穏な幸せな美しい風土の中で(絵を見ると)『どうして彼らだけがあの時代の中で…』と不条理を感じましたね。」

美しい風土の中で感じた「不条理」


画学生たちの作品に胸を打たれたという、瀬戸内市立美術館の岸本員臣館長。特別展は、長年にわたるオファーでようやく実現しました。

岸本館長が長年にわたりオファー
「もう1回、作品に命を」


(瀬戸内市立美術館 岸本員臣 館長)
「戦後77年ですもんね。絵が描かれていた時代からいうと80年。もう1回、作品に命が入ったような、ずっと所蔵されていてある意味1回亡くなったみたいな存在だったのがもう1回、日の目を見たというのは『次世代への伝言』みたいな役割も果たせるのかなと。」