「ジャニーズ事務所の幹部の問題点は、一番重要な検証事項の一つ」

6月12日、ジャニーズ事務所が立ち上げた外部の専門家からなる再発防止特別チームが記者会見を行った。

村瀬キャスター「喜多川氏による性加害については週刊文春との裁判で事実認定がされた判決の後も、喜多川氏の自宅兼合宿所と呼ばれるところに、未成年のタレントが泊まるという慣行が続けられた。この対応について、どのようにお考えなのか」

林眞琴座長 元検事総長
「その都度その都度のジャニーズ事務所としての対応、その時の幹部の在り方が、検証の対象となっていく。検証の結果、それを明らかにしていくことになる」

村瀬キャスター「特別チームとしては、現・経営陣の責任の有無について明らかにするお考えはありますか?」

林眞琴座長 元検事総長
「ジャニーズ事務所の幹部の問題点は、一番重要な検証事項の一つだと考えています」

長年、対策を取らなかったことについて、改めて事務所に取材したが…

ジャニーズ事務所
「再発防止特別チームが検証している内容なので回答を差し控えさせていただきます」

20年以上経った今も、当時の記憶を拭い去ることができないという、二本樹さん。被害者に寄り添った、社会の受け皿が必要だという。

元ジャニーズJr. 二本樹顕理さん(39)
「ジャニーズ事務所だけではないのかもしれないですけど、世の中にはこうした性被害にあって、本当に苦しい思いをしたにも関わらず、その体験を胸にしまったまま、何とか忘れてしまいたい、無かったことにしたいと思っている方たちもおられると思います。社会全体を通して、こうした被害に遭ってしまった人たちを適切にケアしていけるような、そうした社会に作り変わっていってほしいと願っています」