山形県東根市で25日、外国人技能実習生に日本の交通ルールを正しく学んでもらおうと、自転車の交通安全教室が開かれました。

国や文化の違いから、交通ルールの認識に違いがあり、外国人労働者へのフォローが、重要になりそうです。
これは、天童市の野川商事グループが、勤務する外国人技能実習生に交通安全を守ってもらおうと開いたもので、インドネシアから来日している6人が参加しました。

参加者は実際に通勤で使う自転車に乗り、横断歩道を渡る際は自転車を降りることなどを確認しました。
インドネシアと日本では交通ルールに対する認識の違いもあるようです。
インドネシアからの技能実習生 「日本では2人乗りはダメでしょ?傘さしもダメでしょ?インドネシアでは関係ない、大丈夫なの」
インドネシアからの技能実習生 「インドネシアと日本のマーク(標識)はちょっと違うので、これどういう意味?ってわかんないけど、でも(今日は)警察官が話しましたから大丈夫です、大丈夫だと思います」

天童警察署・佐東恒輔交通課長「(自転車の交通ルールは)なかなか日本人としても浸透していない中で、全く日本のルールがわからずにやって来られる技能実習生たちに日本のルールを覚えていただくことで、交通ルールの向上、安全対策をやっていきたい」

山形労働局によりますと、県内の外国人労働者は去年10月末時点で4600人。
新型コロナが落ち着いたことで今後、更に増えることも予想されます。
国による交通ルールの認識の違いで事故が起きないよう、フォローすることがますます重要になってくるかもしれません。














