【ヒカリ食品 社長 中山大さん】
「パッケージを変えて、女性が『かわいいね』と言って手に取ってもらえるよう、ちょっとポップな可愛い感じに…」

これまで『ヒカリ食品』が手掛けていた“おかゆ”は、備蓄用や高齢者・療養中の人向けでしたが、社長に就任した中山さんは、健康志向の強い「若い女性にもアプローチ」できるようにパッケージを“おしゃれ”に刷新。
SNSも活用してオリジナルレシピを発信したり、自社のECサイトも見やすくリニューアルしたりしました。


【ヒカリ食品 社長 中山大さん】
「1年目、2年目…と、売り上げがちゃんと上がって、160%アップした」

プロ野球独立リーグ「新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」でピッチャーを務めていた元プロ野球選手の中山さんは、野球のキャリアも異色でした。

【ヒカリ食品 社長 中山大さん】
「社会人が終わったときに野球選手は辞めると決めていて、次に自分が何になるのかという時に『経営が見てみたい』と思った。ちょうど独立リーグの立ち上げというタイミングだったので、そこに入れば何かが見えるんじゃないかと思って…」

小学4年生で野球をはじめて以降、社会人リーグでも選手として4年間プレー。
独立リーグが開幕した2007年に、選手ではなく“スタッフ”として『アルビBC』に加わります。

しかし、その1年後…スタッフから選手に転身。

【ヒカリ食品 社長 中山大さん】
「スタッフ側の立場からの意見をチームに言わせてもらって、その中で『じゃあお前が教育だったりやってみればいいじゃないか』と監督に背中を押していただいた…」


再び選手として2年間試合に出場し、その後は新潟と富山で投手コーチや球団代表補佐を務めた中山さんは、「こうした野球での経験が、マネジメントや精神力の面で会社経営に生かされている」と話しています。

【ヒカリ食品 社長 中山大さん】
「どうやったら自分がどのポジションで勝てるかというのを学ばせてもらった。これって社会に出ても一緒で、自分が社会に出たときに『どのポジションでどう働くか』という考え方のベースを、野球人生最後の独立リーグで学ばせてもらった」