仙台在住で、参戦するクラスでは現役最年長56歳のレーシングライダー、須貝義行さんが、大けがをのりこえて国内最高峰のバイクレースに復帰しました。復帰レースの姿を追いました。

56歳レジェンドライダー「須貝義行」

3月18日、栃木県のサーキットにレーシングライダー須貝義行さんの姿がありました。

4月開幕する国内最高峰のバイクレースJSB1000へのフル参戦にむけ、新しいバイクのテストも兼ねたレースへ出場するためです。

マネージャーを務めるのは、妻の聡美さんです。

仙台市出身の須貝さんは、19歳の時、地元のSUGOでデビュー。世界で活躍し、いまもSUGOを拠点に活動。キャリアは、37年のベテランです。

そんな中、2021年、レース中に右手薬指の骨が削れてなくなる大けがに見舞われました。

須貝義行さん:
「ここは、骨がなくなってハンドルを持ったまま地面にすってしまったので、足の指から骨を移植して、それでも具合が良くなくて。骨盤から骨を追加して、それで骨を作ってハンドルを握れるようになって」

今年に入ってからも手術を受け、2年ぶりの参戦となるJSB1000に挑みます。開幕戦と同じサーキット。感覚を取り戻すために貴重なレースとなります。