ヨーロッパでは「茅葺き」使うことがステータスに

いま世界的な環境意識の高まりを受けて、特にヨーロッパでは「茅葺き」を使うことが一つのステータスになっているといいます。オランダなどで法規制が緩和され、茅葺きの家や建物が次々と誕生するなど盛り上がりを見せているのです。
相良さんは2014年からドイツの大学で茅葺きについての講師を務める傍ら海外の手法も貪欲に取り入れています。

(茅葺き職人 相良育弥さん)
「茅葺きにかかわればかかわるほど茅葺きの魅力にどんどん気づくんですよ。その魅力を皆さんが知らないまま世の中からなくなっているので、みんなの生活にとってもうちょっと寄り添ったというか、身近にあるものになっていってくれれば、自然に茅葺きが『いま』のかたちになって残っていくんじゃないかな」