伝統的な家屋の屋根などに使われる「かやぶき」です。海外でサステナブルな素材として評価が高まっています。新たなスタイルを生み出すニッポンの匠を取材しました。

通気性や断熱性に優れた「茅葺き」環境にも良好


 長崎県にある生花店。モダンな建物の屋根に直線的にカットした地元産の「小麦わら」をあしらいました。

 東京・表参道にあるお洒落なアウトドアショップでは、店の中央でひときわ目を引くのが、「茅葺き」でできたテーブルです。

 独創的なデザインと匠の技で注目を集めるのが「茅葺き」職人の相良育弥さん(42)。兵庫県神戸市で7人の弟子を束ねる若き棟梁です。
 (茅葺き職人 相良育弥さん)
 「元々、茅葺き自体がSDGsという前からSDGsなので。身近に生えている草を刈り取って屋根に葺いて、それを安心して土に返せるというぐるっとしたサイクル」

 ススキやヨシなど植物を使い手作業で仕上げる茅葺き屋根は通気性や断熱性に優れていて、環境にも良いのが特徴です。