阪神・淡路大震災で動いていない「六甲・淡路島断層帯」が「Sランク」に格上げ

次に、活断層帯ごとに発生確率などの改訂を紹介します。

今回、新たに7か所が、「Sランク」(30年以内発生確率が3%以上で最高ランク)となりました。「浦底―柳ヶ瀬山断層帯」、「池田山断層」、「養老―桑名―四日市断層帯」の「北部区間」と「中部区間」、「高茶屋断層帯」、「伊勢湾断層帯南部白子―野間区間」、そして「六甲・淡路島断層帯」です。

「六甲・淡路島断層帯」は、兵庫県宝塚市から淡路島にのびる断層帯で、この断層帯のおもに「淡路島西側区間(野島断層など)」が1995年に兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)を引き起こしました。

21年ぶりとなる今回の改訂では、東側などの主要区間(六甲山地南縁―淡路島東岸区間)の最新活動時期は「16世紀」ではなく「15世紀以降16世紀以前」とし、これまでの想定より「過去に発生した」と判断。さらには平均活動間隔が「900~2800年程度」ではなく「800~2800年程度」だとして、これまでの想定より「地震発生間隔が短い」としました。

そのため、今後30年以内の地震発生確率を従来の「ほぼ0%~1%」から「ほぼ0%~7%」と改訂。大幅上昇となり「3%以上」が該当する「Sランク」となりました。なお、最大マグニチュードは7.8と、阪神・淡路大震災のマグニチュード7.3を上回る想定です。

一方、阪神・淡路大震災で活動した「淡路島西岸区間」の30年以内発生確率は「ほぼ0%」で、これまでどおり「Zランク」です。

なお、仮に兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)が起きる前に、発生確率の計算手法があったならば、当時の確率は「0.02~8%」だったとされています。