孫の一言が変えた人生「平和は祈るものではなく、守るもの」
沈黙を破り、本村さんが平和活動へ足を踏み出したのは2008年、70歳を過ぎてからのことです。


背中を押したのは、沖縄での平和学習から帰ってきた当時小学5年生の孫の言葉でした。

「『ばぁば知ってる? 平和って祈るものじゃないんだよ、守るものなんだよ』。その言葉を聞いたとき、この幼い子がそれを学んできたのに、私はこの歳になるまで何をしてたんだろうって。ここまで来たんだから話しましょうと、心を決めました」
孫の言葉は、本村さんに、封じ込めていた被爆体験を次の世代へ伝える覚悟を与えました。

以来、自らの体験を語り続け、近年ではアメリカ・ハワイの真珠湾(パールハーバー)なども訪れました。

「8月9日11時2分、一瞬にして多くの人が人生を狂わされました。平和とは命を守ること。命を脅かす核兵器など地球上にあってはならない」と、海外の市民に、自らの体験と核兵器廃絶への思いを直接訴えてきました。














