「物価高」のあおり受け閉店も…二転三転する政策に「頼ることもできない」

名古屋市にある洋菓子店「お菓子の樹がじゅまる」。2024年9月にオープンしたが、7月末で閉店することになった。
この店を経営する日野充さん(41)。閉店を決めた理由についてこう話す。

お菓子の樹がじゅまる 日野充さん
「経営状況がうまく行っておらず、このまま続けるのは難しいかなと思ったので閉店です」
看板メニューは、こだわりのシュークリーム。クリームは主に4種類から選ぶことができ、1つずつ袋詰めしている。客が自分で生地にクリームを詰めるスタイルで、食感が売りだ。
しかし、円安などの影響を受け、洋菓子作りに欠かせない輸入する原材料の価格が高騰。店の経営を圧迫した。

お菓子の樹がじゅまる 日野充さん
「2倍以上になっているものもあります。チョコレートだったり、ナッツやフルーツのピューレとかは軒並み値上がりがずっと続いてますね」
さらに、中東情勢の悪化に伴う石油化学製品の値上がりが追い打ちをかけた。クリームと生地を別々に包装するため、より負担は重くなった。

お菓子の樹がじゅまる 日野充さん
「一個一個は多分数円の値上がり程度だが、全部の商品がそれぞれ合わせて上がると、毎月の支払いがそのまま3割増えたりとか、包材の値上がりは厳しかった」
増加するコストを価格に転嫁することには、ためらいがあったという。
お菓子の樹がじゅまる 日野充さん
「値段を上げるのであれば、その分の付加価値をプラスで提示するべきであると考えているので」
日野さんは今後、ネット販売や地元のイベントなどに出店し、店舗を持たずに事業を継続するという。
今、政府の物価高対策について思うことは…

お菓子の樹がじゅまる 日野充さん
「減税に関しても、その他の政策に関しても、二転三転することが多い以上、そこを頼ることもできないので。であれば、不確かなものに期待を込めるよりは、自分自身の努力でなんとかすべきかなと」














