子ども食堂の予約は争奪戦に…とまらぬ物価高の波は支援の現場にも
高市政権は、物価高対策を最優先として6月、補正予算を成立させた。政権発足後、電気・ガス・ガソリン代の補助や子育て手当などを行ってきたが、物価高は家計に重くのしかかったままだ。

23日、埼玉県富士見市の公民館では、NPOによるこども食堂が開かれていた。皿いっぱいに盛られたおかずの数々。大人は300円、こどもは無料で利用できる。
利用者
「すごい助かります。家計にね」
――普段スーパーなどで買い物するとき、食材の値段などはどうですか?
利用者
「だんだん高くなって。この辺は地域的には安いんですけど、でも全体的に卵など上がってるので。だから、ちょっとでも助かります」

10年前にはじまった、こちらのこども食堂。20人弱のボランティアが集まり、こどもたちに手作りの料理を提供している。
しかし、定員の55人を超える応募があり、利用を断らざるを得ないケースが相次いでいるという。
――予約をするのが争奪戦だと伺いましたが

NPO法人ポトフ 小野寺みゆき 代表
「実施日の前週の木曜日お昼から申し込み受け付けなのですが、ここ1か月ぐらいは、(受け付け当日の)午後2時と3時とかでいっぱいになる」
物価高の波は、支援の現場にも押し寄せていた。

スタッフ
「きょうはなんだ?チキンカツか」
1回のこども食堂の予算は、約60食分で1万4000円。この日の目玉「チキンカツ」に使っているのは、比較的安いむね肉だ。

スタッフ
「今日はむね肉なんですけど、2か月前ぐらいに同じメニューで、もも肉を使ったら2万円を超えてしまって、今日は元に戻してむね肉で行こうと」
子どもたちの成長に欠かせない野菜は、ほとんどが地元の人や企業から寄付されたものだ。

NPO法人ポトフ 小野寺みゆき 代表
「このナスとピーマンが農家から、ほかは家庭菜園」
「野菜が高騰したときがあったじゃないですか。あのような時も(寄付を)もらえるので、本当に助かってます」
――物価高対策とか色々叫ばれてはいるものの、肌感覚としてどうですか?

NPO法人ポトフ 小野寺みゆき 代表
「まだまだですよね。全然追いついていない」
「食品でも、これは高いなって思うものには手が出せない状況なので、いつでも好きなものを買えるっていう状況ではないですね」














