「田鎖ブラザーズ」「月夜行路」「タツキ先生」
倉田 「田鎖ブラザーズ」(TBS)は過去の事件の真相についての考察も楽しめましたし、両親を殺されて、生き残って警察官になった岡田将生さんと染谷将太さんの兄弟の心情もすごく理解もできました。
影山 映像美がすばらしかったですよね。
田幸 「月夜行路-答えは名作の中に-」(日テレ)がよかったです。文学オタクのバーのママと専業主婦が文学の名作の知識で事件を解いていく作品です。1話完結なんですが、登場人物それぞれが人生を立て直すという縦軸が重なっていて、そこに文学を合わせてくる。これは今までなかったなと思います。
みんなが知っていそうで知らなかったりする名作の知識で事件を解くという形がまず面白いですし、社会問題などもほどよい温度で入っている。説教くさくなく、自然にふんわりとした押しつけ感のなさがよかったです。
影山 僕も大好きでした。シスターフッドの新しい形ですよね。波瑠さん演じるママはトランスジェンダーなんですが、その点についてもナチュラルに描いている。LGBTQの描き方が、日本のドラマも徐々に進化していると思いました。
「タツキ先生は甘すぎる」(日テレ)は、親と子の関係の難しさというか、最終的にタツキ先生の実の息子との関係の難しさをクローズアップしていました。町田啓太さんは「九条の大罪」でも活躍ですが、花が開いたというか、いい俳優さんになったという気がします。














