2021年、真打に次ぐ二ツ目に昇進し、さらなる活躍が期待される仙台出身の若手落語家、春風亭与いちさん。高校卒業と同時に落語家の門を叩くほどなりたかった噺家、きっかけは実家が営む洋食屋にあったと言います。それはいったい?
■期待の若手落語家「春風亭与いち」が遊園地で落語を披露するワケ
園内放送:
「どうも~。八木山ベニーランドにお越しのみなさま。こんにちは、羽生結弦でーす。ごめんなさい、間違えました、春風亭与いちと申します」

仙台市出身の若手落語家 春風亭与いちさん(24)。この日は去年から続けている太白区にある遊園地、八木山ベニーランドでの落語会です。園内放送で、落語会をピーアールします。

春風亭与いちさん:
「ここ大事!小学生は無料で~す!小学生?小学生来てる?」
落語を普段聞かない世代にも聞いてもらおうと、子どもが集まる遊園地で落語会を続けています。

春風亭与いちさん:
「呼びかけはしましたけど、聞いてくれてるかどうか…。去年は(子どもが)全然来なかったんです、ひとり、ふたりくらいしか。ふつうに落語を楽しんでもらいたい、落語を面白いものだと思ってもらいたい」
出囃子、八木山ベニーランドのテーマで与いちさん登場です。

春風亭与いちさん:
「あらー素敵な絵ね~これ。これはなんの絵なの?奥様、こちらゴッホでございますゴッホ。あたし好きだわ。あら、あたしこの絵は知ってるわ、これはねピカソよ、ピカソ。そうでしょ?奥様、こちら鏡でございます」
与いちさんはなぜ落語家を志したのでしょうか。きっかけは実家にありました。