党首討論を欠席した高市氏 直前には“パーティー券”報道と“ホクホク発言”

2月1日、高市氏は、各党の党首が集まるNHKの番組「日曜討論」への出席を直前にキャンセルした。

欠席の理由を自身のSNSで「握手した際、手を強く引っ張られて痛めた。関節リウマチの持病があり手が腫れた」と説明したが、その日の午後には予定通り演説をこなす姿が。

高市総理
「昨日ハイタッチとかしている時に強く引っ張られて、関節やっちゃいました」

この前の週の1月28日に週刊文春が報じた記事は、旧統一教会の関連団体が、高市氏が代表を務める自民党支部のパーティー券を購入していたなどとする内容だった。

さらに「日曜討論」の前日、1月31日には…

高市総理(1月31日)
「今、円安だから悪いと言われるけれども、輸出産業にとっては大チャンス。円安でもっと助かっているのが外為特会というのがあるんですが、これの運用、今ホクホク状態です」

外為特会(外国為替資金特別会計)とは、為替介入のために国が蓄えている外貨建ての資産のことだ。

円安が進むほど、円に換えたときの価値は膨れ上がる。これが政府から見て、“ホクホク状態”だと表現したのだ。

マーケットからは円安を容認する発言と受け止められ、円安が一気に進んだ。

高市氏は翌日になって、自身のSNSで「為替変動にも強い経済構造を作りたい」との趣旨で、「円安メリットを強調したわけではない」と釈明した。

批判の声相次ぐ 高市氏の事務所「症状悪化…討論当日に欠席決定」と回答

円安は、物価高を押し上げる要因になり、国民生活にとっては打撃となる。

中道の野田共同代表は…

中道改革連合 野田佳彦 共同代表(2月1日)
「スーパーの値札見ながらホクホクしてる人いますか、皆さん。どっちの方を顔向いてるんだ、昨日よくわかったんじゃありませんか」

高市氏の欠席が、週刊文春が報じた旧統一教会の問題や円安をめぐるホクホク発言の、国民への説明責任を軽視し、回避するものだと野党側から声が上がった。

共産党 田村智子 委員長(2月1日)
「大事な選挙です。高市早苗に信任するかどうかの選挙だと本人が言っています。この選挙中、たった1回しかなかった党首討論をドタキャンで終わらせるわけにいきません」

共産党と社民党は党首討論の再設定を求め、抗議文を自民党に送った。だが、現在に至るまで公示後の党首討論は開かれていない。

高市氏の事務所は欠席の理由について、番組の取材にこう回答した。

高市氏の事務所の回答
「当事務所としては、2月1日の朝に欠席することとなったと聞いています。特に木曜日と金曜日の遊説後に症状が一段と悪化した状況を受けて、既に決定していた週末の遊説日程や外交日程を考慮しつつ、リウマチ専門の医務官が手配され、2月1日(日)朝に公邸にて診察治療が行われたものと聞いております」

党首討論の再設定については…

高市氏の事務所の回答
「いただいた要望については、党において検討されているものと承知しています」

また、週刊文春が報じた「旧統一教会側からのパーティー券購入」については…

高市氏の事務所の回答
「事務所に保管されている資料を確認しましたが、そのような記録はありません。政治資金は法令に従い適正に処理し、その収支を報告しているところです」