若者に広がる「内閣支持」

井上キャスター:
比例の投票先の調査で、自民党は1週間で0.1ポイント下げ、23.2%となっています。

高市内閣の支持率
・強く支持する:15.9%(1.3↓)
・どちらかといえば支持する:41.8%(1.5↓)
・どちらかといえば支持しない:21.8%(1.6↑)
・まったく支持しない:20.5%(1.2↑)
※TBSテレビ選挙特番「選挙の日」とJX通信社の合同調査

高市内閣については、▼「支持」が57.7%(2.8↓)、▼「不支持」が42.3%(2.8↑)と、依然として高い水準であることが分かります。

これを年代別で見ると、如実に見えてくることがあります。

世代別 内閣支持率の変化
・20代:1.4ポイント↑
・30代:1.5ポイント↑
・40代:0.6ポイント↓
・50代:6.0ポイント↓
・60代:3.5ポイント↓
・70代:4.1ポイント↓
・80代:1.7ポイント↓
※TBSテレビ選挙特番「選挙の日」とJX通信社の合同調査

若いほど増えている一方で、それ以外は減っているということが分かります。

この調査を行ったときに、どういったことがあったか、見ていきます。

1月31日、高市総理は演説で、「(円安について)助かっているのが外為特会の運用。いまホクホク状態」と発言。

その後、SNSで「円安メリットを強調したわけではない」と釈明しました。

この真意を問うという意味でも、大変重要視されていた、2月1日午前のNHK「党首討論」を急遽欠席しました。

番組内で、自民党は「遊説中に腕を痛め、治療に当たっている」としましたが、その日の午後、高市総理は岐阜での応援演説に出席していました。

けがをして、党首討論には出なかったが、演説には出たというところの整合性や、円安についての“ホクホク”発言、旧統一教会の件もあります。こういったところで、大変重要視されていた党首討論に出席しませんでした。

JX通信社 米重克洋 代表取締役:
20代・30代とそれ以上の世代で背景が違う部分としては、情報収集をする主な手段が、例えば、ネット・SNS・YouTubeのような動画プラットフォームなのか、あるいは新聞・テレビなどの従来のマスメディアと言われる情報源なのか。こういったところに非常に大きな違いがあります。

特に20代・30代は、政治や社会の情報源として、インターネットを中心に使っているという人が、この調査でも非常に多いんですけれども、その人たちの中では、高市内閣の支持はちょっと増えている傾向があると言えます。

一方で、マスメディア中心に情報を集めている方に関しては、若干支持が下がるという傾向が見られていて、まさに週末の高市総理の発言、あるいはそれをめぐる党首討論に関するような話題が報道されたことに対する視聴者・読者の受けとめが、調査にも微妙に反映されている可能性があるのではないかと思います。

出水麻衣キャスター:
20代・30代は、インターネット上で、高市内閣の支持に関する動画などに、多く触れる機会があるということでしょうか。

JX通信社 米重克洋 代表取締役:
その通りですね。

いま、YouTubeなどでも切り抜き動画も含め、高市総理を取り扱った動画が大量に流通しています。その多くは、高市総理について非常にポジティブに評価をしている動画が多いということもわかっています。

こういったところに多く触れる人たちが選挙期間中に増えていることについては、20代・30代の支持の増加ということに直結している可能性が高いと思います。

井上キャスター:
再生数が稼げるものは、どんどん作る人も群がってきます。そして、一回そういうものを見ると、どんどん自分のところにその動画が繰り返しやってくるということですね。

経済アナリスト 馬渕磨理子さん:
自民党の戦い方は、選挙戦の序盤の段階で、消費減税を自ら打ち出したので野党の論点を潰しました。

争点潰しをした上で選挙に入っているので、やはり野党の人気の政党が支持が広がりにくいだろうなということは皆さん想定していて、結果的にそうなっているのかなと思います。

実際に財源の話が皆さん心配になっていて、50代以上の人たちは、やはり財源を懸念している人が多いので、実際にできるのかどうかが、いま議論の中心だと思います。

一方、そうした中で、みらいだけが消費減税を打ち出していないので、それが目立つ形で、政策として非常に現実的な路線を行っているのではないかという評価を受けていて、いまのような結果に流れているのかなとみています。