“腐れ縁”が利益供与にまで…明らかになる驚くべき実態
「東京ドーム」の観客や巨人ファンからは、巨人軍の親会社である読売新聞社にも苦情が寄せられていた。
こうした異常事態の打開に立ち上がったのが、のちに読売巨人軍オーナーとなる読売新聞法務部長・山口寿一(現・読売新聞グループ本社代表取締役社長)である。
調査を進める中で、驚くべき実態が次々と明らかになった。
「球場で起きる多くのトラブルは、暴力団の影響下にある私設応援団の“ボス”が仲裁役として処理していた。トラブルを起こした応援団からは“仲裁料”を徴収し、一方で球場側との交渉も独占する。球場職員はボスに依存せざるを得ず、いつしか“腐れ縁”となり、利益供与まで生じていた」(猪狩)
さらに、力の弱い応援団に対しては「みかじめ料」を要求し、従わない団体には脅迫や暴行を加えて活動を封じ込める。
追い詰められた弱小団体は、暴力団系応援団の傘下に入るほかなかった。














