温暖化でも冬は寒くなる?
立花教授は、日本など中緯度の上空を流れる強い西風=偏西風の動きに注目しています。偏西風は北日本では南の暖かい空気と北の冷たい空気の境目に流れるため、偏西風の南側に入るか北側に入るかで気温が大きく変わるということになります。また、双方の温度差が大きいほど偏西風の速さが増すという性質があります。立花教授の説明は次の通りです。
①近年は北極の氷が速いペースで解けることで、赤道付近よりも極付近の方が速く温暖化が進んでいる
②すると南北での温度差が小さくなるため、偏西風のスピードが遅くなり蛇行しやすくなる(立花教授は講演でこれを「パンツのゴム紐を引っ張らず緩めた状態」に例えて説明しました)
③日本の西側にはユーラシア大陸があり、大陸は海よりも「温まりやすく冷えやすい」という性質がある
④偏西風は西から東に流れるため、夏は暑く、冬は寒い大陸が西側にある影響で、日本付近では夏は北側に=暖気を運び込む向きに蛇行しやすく、冬は南側に=寒気を運び込む向きに蛇行しやすい
こうしたことから立花教授は「温暖化しているにもかかわらず、日本は冬になるとしばしば北極側の冷たい空気にすっぽりと覆われる。来週(19日からの週)もこうなります」と力を込めました。














