就職や転勤など、春の門出に「乾杯」は付きもの。しかし、その一杯が人生を変えるかもしれません。

宮崎での講演で元TOKIOの山口達也氏が語ったのは、アルコール依存症という「完治しない病」の真実でした。「酒に強い」という自信が、いつしか「脳のコントロール障害」へと変貌していく怖さ。記憶のないまま酒を買い、一人飲みにふけった日々。再出発を誓う彼が明かす依存症の深淵。
新生活が始まる今こそ、ぜひ一読ください。

0からの再出発

マイクを握った山口達也氏(54)は、宮崎市の講演会場に集まった人々に親しみを込めて語りかけました。会社を設立して2、3年。現在は「ご依頼いただいたところに足を運んで、自分の経験、過去、現在、そして未来についてお話をさせていただいております」と、講演活動を精力的に行っています。

この日の講演タイトルは『0からの再出発』。

「いろんな失敗をしてきました。いろんな人に迷惑をかけてきました。不快な思いをさせてきました。その中で自分が今どういうふうな思いで生きているのかというのを、お話しできればなと思っています」。

90分という時間の中で、山口氏が語ったのは、アルコール依存症という病との壮絶な闘い、そして自身の心と向き合った日々の記録でした。