「負けず嫌いのFW」が躍動 大阪桐蔭、目黒学院とのフィジカルバトルを制す

第1グラウンド第4試合は、この大会の優勝経験をもつ大阪桐蔭大阪)と目黒学院(東京)の対戦。名門校同士の対決は、両チームのプライドがぶつかり合う激しい肉弾戦となります。

ともに、フィジカルと縦への推進力が自慢の両チーム、序盤は目黒学院がペースを握ります。
キックオフから勢いよく攻め込んでいくと、NO8ロケティ・ブルースネオル選手の圧倒的な突破力を生かして大阪桐蔭のトライエリアに迫ります。そして前半6分、そのロケティ選手がペナルティーからの早い仕掛けから思い切り腕を伸ばしてトライ。5対0とリードします。
しかし、さすがは大阪桐蔭。持ち味の分厚いディフェンスで目黒学院の攻撃を跳ね返していくと、安定したセットプレーを軸に徐々にエリアを回復していきます。そして前半の26分、トライエリアまで5メートルの地点まで攻め込むと、ラインアウトからのモールを巧みに押し込んでSH福島悠右選手がトライ。FB須田琥珀選手がゴールも決めて7対5と逆転します。
その後も勢いに乗って攻め込む大阪桐蔭。しかし、ここは目黒学院が踏ん張りました。自陣のトライラインを背にしながら、再びモールを押し込んでくる大阪桐蔭たいして激しい闘志と集中力で得点を許しません。再三のピンチをしのいで2点ビハインドのまま、前半を折り返します。

サイド変わった後半、なんとか反撃に転じたい目黒学院。しかし、大阪桐蔭の誇るツインタワー、富永竜希選手と泊晴理選手の両LO、さらにはNO8竹崎司選手に制空権を握られてラインアウトが機能せず、なかなか有効な攻撃を仕掛けることができません。逆に大阪桐蔭に自陣深くまで押し込まれる苦しい時間帯が続きます。
そして後半7分、大阪桐蔭はモールを押し込んでから左に展開すると、途中出場の吉川大惺選手が、飛び込んでくるディフェンスを外した後に判断よくスペースをついて左中間にトライ。吉川選手自らがゴールを決めて14対5としてリードをひろげました。
粘り強く守っていた目黒学院に対して、我慢強く攻め続けて、ついにトライに結びつけた
大阪桐蔭。このトライで勝負の流れを引き寄せました。
NO8の竹崎司選手が「むこうがFW勝負でむかってくるのでFW勝負で挑んだ。(僕らは)負けず嫌いのFWが揃っている。大阪桐蔭のFWの良さを出せたと思う」と話すと、キャプテンの手崎颯志選手も「今日はFWが頑張ってくれていたのでそのままFWで行ってもらった」と話したように、その後もFW戦で圧倒して確実にPGで得点差をひろげました。
フィジカルバトルを制した大阪桐蔭が、粘る目黒学院を20対5でふりきり、ベスト8進出です。