右肩上がりで空き家増加…そのウラには「相続問題」

 11月に、大規模火災が発生した大分・佐賀関地区。実は、被害のあった約170棟のうち約70棟が「空き家」でした。この地域では、4200世帯のうち561棟が空き家(2020年度のデータ)だということも分かっています。

 総務省によると、1958年以降、空き家数は右肩上がりで増加していて、2023年時点は過去最多の900万戸を記録。都市部では団地・ニュータウンなどで増えているようです。

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 空き家増加の背景にあるのが「相続」の問題です。相続財産の構成比(2023年・国税庁)を見ると、最も多いのは不動産(土地・家屋)で、36.5%を占めています。

 <相続財産の構成比>
 ▼不動産(土地・家屋) 36.5%
 ▼現金・預貯金等    31.5%
 ▼有価証券       17.1%
 ▼その他        11.4%

 このように、相続は行われているものの「教育環境が整っていない」「住み慣れた地域を離れたくない」など、現役世代は教育・利便性を重視して実家に住み替えない傾向にあり、それが空き家増加につながっていると考えられます。