東京・港区赤坂で男女2人がなくなったサウナ施設での火災。名古屋のサウナ施設では、どのような安全対策を行っているのでしょうか。

訪れたのは名古屋・栄の超狭小サウナ「SAUNA.」。コンパクトな店内は男性専用で、10人ほどが2つのサウナと水風呂を楽しめます。店はサウナブームの中、3年前にオープンしました。

(SAUNA. 大橋大希店長)
Q.赤坂の火災ではドアの取っ手がとれましたが
「あまりあのタイプの扉は見かけない。引くタイプの扉が主流だと思う。なかなか珍しい形態だと思った」

店長がありえないと語るのは、東京・港区赤坂のサウナ店で12月15日に起きた火事の状況です。背もたれなどが焼け、室内で倒れていた川崎市の会社経営・松田政也さん(36)と、妻でネイリストの陽子さん(37)が死亡しました。

サウナ室の中でタオルが燃え、捜査関係者への取材で「タオルはサウナストーンに触れたことで発火したとみられる」ことが新たにわかりました。また、2人が倒れていたサウナ室のドアノブは外れていましたが、警察が現場検証を行った際、別の個室の扉のドアノブもがたついていて、フロントにある非常用ボタンの受信盤の電源が切れていたこともわかってきました。