万博で展示された「人間洗濯機」。介護の現場で実用化です。

 1970年の大阪万博で注目を集めた「人間洗濯機」。

 あれから55年。今年開催された大阪・関西万博でも1300人近くが体験しました。

 そして12月16日。

 (サイエンスホールディングス 青山恭明会長)「頭の先から足の先まで完全にきれいにできる、まさに『人間洗濯機』」

 万博で「ミライ人間洗濯機」を展示した企業が、高齢者施設向けに実際に販売する「人間洗濯機」を発表しました。

 見た目は違いますが、浸かるだけで洗うことができるといいます。

 通常、高齢者の入浴介助は介護士が体を支えながら洗う必要がありますが、「人間洗濯機」だと高齢者は座るだけなので転倒リスクも低くなり、介護士の負担も少なくなるといいます。

 1台当たり約160万円から。現在は高齢者施設向けですが、来年度を目途に一般家庭にも普及させたいとしています。