目標「人口の1割」カターレと人生を共有へ

橋本アナ
「来年、どんなカターレを見てほしい?」

カターレ富山 左伴繁雄社長
「まず…会社の方針はね。もうずっと強度と3原則っていって、「球際・走力・切り替えの速さ」っていう、そういうのをベースにして僕が来た石崎・小田切っていうそれを基盤作りをやってくれたんですけど、その上に安達監督が攻撃を乗っけてくれて…この間の試合みたいな感じのサッカーになってるんすね。強度はちゃんと保ちながらも、ボールがよく回ってビルドアップしてゴールに向かうアグレッシブなそういうサッカーの面白さとかね、楽しさとか、「そこにそういうパス出すんだ」っていうそういうな今まであんまりなかったようなね。サッカーの意外性とかクリエイティビティってそういうところを見てもらいたいですね」

橋本アナ
「富山に来て丸5年が過ぎ、変化とか反対に足りないものありますか?」

カターレ富山 左伴繁雄社長
「あ、最初の頃はね。「街の中にカターレどこにあんの」っていう感じだってよく言ってましたけど、少しずつでもカターレカラーっていうのが出てくるようになったり。あとなんか遠巻きにしてた人たちが、カターレを応援するようになってからは、スタジアムだけじゃなくても街でね、「見ました」とか「おめでとうございます」とかっていう、ちょっと反応の薄い人たち多いなと思ってたのが、ちょっとちょっと変わったかなと。ただ、やっぱりね、スタジアムに来てる人間の、総数が10万人ぐらいで、1人3回か4回来てることを考えると、本当にユニークな人員って3万人ぐらい。100万人いる中でね。だから圧倒的に”カターレを応援する”あるいは、”カターレで自分の時間を豊かにする”っていう人口比率は、富山県の中ではまだまだマイナーであるっていう自戒はちゃんと持たなきゃいけないなって思いますね」

カターレ富山 左伴繁雄社長
「予想外だったのは、スポンサーの協賛力ガーッと1.5倍ぐらい増えてきたりとか、ファンクラブが軽く5000人超えてたりだとかね。そういうところでのマーケットの好意的な反応っていうのは、私の想定よりも高かったですね。これでJ1上がったときどうなっちゃうのかなと。楽しみだよね。それまでやってられるかどうかわかんないけど」

カターレのこれからについてはー

カターレ富山 左伴繁雄社長
「競技性っていう点ではJ1には絶対に行けるクラブだから、そこまではちゃんと真面目に仕事やってれば、サッカーもフロントも。やってれば上がっちゃうと思うんですよね。そこが目標っていうよりも、まだ3万人ぐらいの人しかカターレと自分の人生を共有してないっていう人たち、そんな程度しかいないんでね。やっぱりそこが人口の1割か2割ぐらいにはなるようになって、いろんな人から「カターレがあってここに住んでてよかった」って思ってもらえるのが、最終的な目標だし、ベンチマークですね」

橋本アナ
「そこまでは(カターレに)社長としている?」

カターレ富山 左伴繁雄社長
「ははっ…そうね。(首を書きながら笑顔で)…はい」

カターレ富山の今季チームは11月30日で解散。12月中は練習なしで新チーム始動は来年1月5日を予定。1月10日に新体制発表会が行われ、1月半ばごろから特別大会開幕に向けては、高知県でのキャンプを予定しています。