養殖のカキが大量死している問題で兵庫県が緊急支援策を発表です。

 兵庫県の斎藤元彦知事は長引く物価高対策などとして、総額920億円規模の補正予算案を発表。県民に対して50%のプレミアム率がある「はばタンPay+」を発行するほか、医療施設などに光熱費の支援などを行うということです。

 また、全国有数のカキの産地・播磨灘で養殖カキの約8割が大量死している問題については養殖業者へ3年間無利子で貸し付けたり、原因究明に向け海域調査をしたりするということです。被害を受けた漁協には1漁協あたり最大100万円を支援します。

 (兵庫県 斎藤元彦知事)「カキの生産がしっかり復活してくれば、なお観光の誘客が底上げできる。中長期を見据えた対策としてしっかりやっていきたい」

 補正予算案は12月12日の県議会で採決が行われる予定です。