全国ニュースでもお伝えしていますが、8日夜、青森県東方沖で発生した最大震度6強の地震です。
冬場の夜に起きた地震と津波。専門家はこの時期、「寒さも脅威になる」と警鐘を鳴らします。

8日夜11時15分ごろに起きた青森県東方沖を震源とする最大震度6強の地震。これまでに30人余りがけがをして、建物や道路への被害も確認されています。
地震地質学が専門の鹿児島大学の井村隆介准教授は、東日本大震災のような「プレート境界型」の地震とみています。

(鹿児島大学 井村隆介准教授)「東北沖の日本海溝と千島・カムチャツカの海溝との接合部。そういうところで起きた地震、深さ50キロと少し深かったが、逆断層型のプレート境界の地震。地形や周りの環境から見て起きてもおかしくない地震」
この地震で北海道、青森、岩手に一時、津波警報が発表され、岩手県では70センチの津波が観測されました。
(鹿児島大学 井村隆介准教授)「干潮の一番低い時間帯に津波の最大波が来たので、(津波が)陸に上がことがなかった、満潮と重なれば陸に上がっていたかもしれない」
冬の夜に起きた地震。避難する時には、地震の揺れや津波以外にも「寒さが脅威になる」と警鐘を鳴らします。
(鹿児島大学 井村隆介准教授)「外出中であれば着込んでいるが、地震で『すぐ避難』となると、飛び出さなければいけない。車に1枚毛布を入れるとか、食事、乾パンではなく、お湯を入れて温められる非常食などが必要。鹿児島の人も『遠くの地震だから関係ない』ではなく、寒い時期に起きたらというところに、備えてもらうことが大事」














