事実と違うことが記事に
<死体で刺突練習 海軍四十六名に戦犯裁判>1947年11月23日朝日新聞
【横浜発】極東軍事裁判開始以来、最大規模の四十六名に関する合同裁判が近く横浜法廷で開かれる旨、二十一日第八軍渉外部から発表された。事件は昭和二十年四月十五日前後に沖縄県石垣島において撃墜したグラマン戦闘機乗員テーボー中尉ら三名を同島の海軍井上防備隊員が首を切り刺突したもので、同隊では死体を一度埋めたが米軍進駐直前に掘り返し海へすてたというのである。
この石垣島関係起訴状によれば、主な被告は同防備隊長井上乙彦大佐、幕田稔、井上勝太郎、榎本宗応の三大尉、ほか三中尉らで以下少尉から二水まで各階級にわたり、罪状項目によれば幕田大尉は米軍捕虜三名を軍刀で故意かつ不法に殺害、他は死体を剣術の的として三十回以上も刺突した。
















