「年収の壁引き上げ 守っていただけるか」
ただもう一つ、大切な課題が残っています。いわゆる「年収の壁」の引き上げであります。改めてまず総理に確認をいたします。この3党合意のもう一つの約束である、いわゆる103万円の壁を178万円を目指して引き上げる。これしっかり守っていただけるかどうか、確認をいたします。

▼高市早苗総理
3党合意でのお約束ですから、様々な工夫をしながら、しっかりと一緒に関所を乗り越えてまいりましょう。
といいますのは、やはり、政治の安定はとても大事でございます。お力もお借りしとうございます。そして玉木代表がおっしゃっている「手取りを増やす」、もちろん賛成です。そして今、経済を成長させるためには「働き控え」、これは何としても少なくしていかなきゃいけない。そういった政策目的が一緒でございますので、しっかりその目標に向けて、ともに歩んでまいりたいと思っております。
▼国民・玉木雄一郎代表
ありがとうございます。一緒に関所を乗り越えていきたいと思います。改めて、確認します。この3党合意で書いた178。178という根拠について改めて確認したいんですが、総理の認識を伺います。なぜ「178」に3党で合意したのか。
▼高市早苗総理
国民民主党さんのビラにもとづくと、ですね。
最後にこの基礎控除が引き上げられたのが、平成7年でございます。そのときの課税最低限103万円。これに最低賃金の上昇率、これを掛け合わせて出された数字と承知をいたしております。

▼国民・玉木雄一郎代表
正確なご理解、ありがとうございます。実はこの年収の壁の引き上げには二つの政策目的があります。
一つは、インフレ等に合わせて控除額を引き上げていって、まさに出費が、物価高で増えていますね。ですから控除額を上げることによってまさに手取りを増やして、出費が増えていることに対して、手元に残るお金を増やしていこうという、物価高騰対策としての意味が一つです。
もう一つは、いみじくもいま総理に御言及いただきましたけれども、最低賃金等が上がっていく中で、控除額を合わせて引き上げていかないと、いわゆる課税最低限の下で、就業調整をして、分かりやすく言うと働き控えをして、その下に年収を抑える方が何百万といらっしゃいます。私は、高市総理の進める成長戦略に大賛成です。

















