「都心でも安全に設置できる」
8月、東京・港区赤坂にある『TBS放送センター』に清水建設の水素吸蔵合金タンクが搬入された。

『赤坂熱供給』髙木盛正社長:
「都心の地下でも安全に置けるのが最大の特徴」
TBS放送センターや近くの商業施設、住宅などに冷水・蒸気・電力などを供給している『赤坂熱供給』では、2026年1月から米倉山のグリーン水素を、都心の赤坂の「地域冷暖房システム」で使うことを計画している。

都市ガスとグリーン水素を混ぜて燃やして熱をつくるボイラーも導入し、グリーン水素と都市ガスの割合は50%ずつ。排出するCO2を大幅に削減する。
グリーン水素を都心部の地域冷暖房システムで複合的に使用するのは日本初の試みだ。
髙木社長:
「都心部にこのようなものを導入するのは大変なことだが、我々のような実際に化石燃料を燃やしてエネルギーを発生しているところは、化石燃料の使用を削減しなければならない国や東京都の長期的な方針がある。その中でグリーン水素は最適なものではないかと思う」
また、「燃料電池」も設置していて、災害発生時にはグリーン水素を使って発電し「熱供給プラントの電源」として活用する。














