平野部での紅葉が見ごろを迎える中、今月16日、北アルプス立山連峰の玄関口である富山地方鉄道 立山線の本宮駅ー立山駅間で、今シーズン初めて「落ち葉が原因で電車が立山駅まで登れない」事態となりました。レールに積もった “落ち葉” で車輪が空転し、急勾配を登ることができなかったのです。暑い夏が長引いた分、少し遅めの紅葉シーズンで久々の “空転” です。地鉄は “安全運行に努めます” としたうえで、“残り少ない秋の立山線、ゆっくりのんびり楽しんでほしい” と話しています。
今月16日、電鉄富山駅と本宮駅の改札口にあるホワイトボードに珍しい案内が掲示されました。「本宮駅と立山駅間(立山線)で落ち葉が原因で車両によっては電車が立山駅まで登れない恐れがあります。途中駅にて車両の乗り換えをお願いする場合がございます。お客様には大変ご迷惑をおかけします」というものでした。
落ち葉が原因でダイヤ通り運行できないという趣旨の案内は、今シーズン初めてで、富山地鉄によりますと16日は、始発列車1本が「本宮駅」発車後、落ち葉の影響で登ることができず「有峰口駅」まで引き戻し、最大20分ほどの遅れが発生したということです。
なぜ、落ち葉で「立山駅」まで運行することができなかったのか。原因は落ち葉による車輪の “空転” でした。














