■「タリバンは薬物取引で利益を得ている」農家が証言

アヘンは、ケシの実を削って出る白い乳液を加工して作られる。アヘンの原料、ケシの実を今も栽培しているという情報を得てその農家に向かった。

そこには、収穫後のケシの実が無造作に積み上げられていた。つぼみにはカミソリで切りつけた形跡が。まぎれもなく、アヘンの原料となる乳液を採取した後だ。

この農家は、ケシの実の栽培どころか、アヘンの製造まで手掛けていた。倉庫の入り口に山積みになっていたのは…

須賀川記者
「これ麦とかカモフラ―ジュで置いているんですけど…いきなり下に無造作に置いてある、これいわゆるケシの実から取った最初のアヘンの原料ですね」

ケシ農家の男性
「残ったのはこれだけ。他は売れました」

須賀川記者 
「今袋を開けたね…おお…結構粘土みたいな感じだけど水分がある。相当ドロっとしている」

これを加工すればヘロインになる。ケシの実は干ばつに強く取引額も高い。だが、農家の男性は…

ケシ農家の男性
「農家にはそこまでお金は入らない。工場と密売人だけが儲かるんです」

タリバンとの関係を聞くと、口をつぐんだ。

ケシ農家の男性
「タリバンは我々と関わりません。関係ありません」

しかし、別の農家に話を聞きに行くと、そこの男性が怯えながらもタリバンこそが薬物取引の中心的存在だと証言した。

農家の男性
「はっきり言います。タリバンは薬物取引で利益を得ている。そうでなければ、工場も市場も全て破壊するはずです」

須賀川記者
「工場もあるのですか?」

農家の男性
「もちろんあります。工場もあるし、取引もしています。1キロ2キロの問題じゃない、何千キロも作っています。それを隠せるわけがない。タリバンが関わっていなければ、輸出なんてできません」