安倍元総理の銃撃事件で殺人などの罪に問われた山上徹也被告の2回目の裁判が10月29日に行われました。

 検察側は事件前の山上被告のウェブの検索履歴などの証拠を示しました。被告の”計画性の高さ”を立証する意図があるとみられます。

【初公判詳報はこちら】
【第2回公判・佐藤啓参院議員の証言はこちら】

「私がしたことに間違いありません」28日の初公判で起訴内容をすべて認めた山上被告

 山上徹也被告は2022年7月、参議院選挙の応援演説に訪れていた安倍元総理を銃撃し、殺害した罪などに問われています。

 「母親が旧統一教会にのめり込み、多額の献金をして破産した」

 山上被告は警察での取り調べの中で、旧統一教会への恨みが安倍元総理の殺害へとつながったことをほのめかしていました。

 28日の裁判で山上被告は「すべて事実です」、「私がしたことに間違いありません」などと起訴内容を全て認め、弁護人は、母親が億単位の献金を行うなどしたため、被告の兄や祖父が激しく対立し、家族は分裂を深めていったなどと述べていました。