トランプ氏の要求は? 高市氏は“防衛費の増額”前倒しでアピール
井上キャスター:
そういった中で、トランプ氏が何を言い出すかわからないところがあるので、楽観はできません。

お土産として、“安倍元総理が使っていたゴルフクラブ”や“被災地・石川県金沢市の金箔を使ったゴルフボール”を渡すのではないかという案が出ております。
日米首脳会談では、具体的にどのような要求があるのでしょうか。
下記の4つの柱があります。

【“日米首脳会談”どんな要求が?】
野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト 木原登英氏によると
・防衛費の増額
・ロシアからのLNG輸入停止
・中国のレアアース輸出規制協力体制の強化
・円安の修正
こういったプレッシャーがかかってくるのではないかということです。

防衛費として、日本政府は「国内総生産(GDP)比2%への増額を、2027年度から2025年度に前倒し」することを新たに発表しています。そのため、高市総理はこういったアピールをしていくだろうと考えられます。
しかし、アメリカからすると、ヨーロッパ各国に比べ、日本の防衛費はまだ少ないというプレッシャーをかけてくるかもしれません。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
高市総理とトランプ氏は長い時間お話ができるわけではないと思います。優先順位が高く、絶対に話さなければならないお話はどういったものがあると思いますか。
涌井文晶 記者:
高市総理としては、“防衛費の増額”を前倒しして達成することをアピールすると考えられます。
そして、日本からアメリカへ約5500億ドル=80兆円の投資をするという関税合意をしています。その合意を「実現してほしい」というトランプ氏の思いに対して、何らか前向きなメッセージを伝えることも求められると思います。














