アジア来訪の注目点の1つは「米中の関税対立」

【トランプ大統領 今後のスケジュール】
・10月28日:日本“高市総理”
・10月29日:韓国“李在明大統領”
・10月30日:中国“習近平国家主席”

井上キャスター:
トランプ大統領のアジア来訪から、我々はどういったところに注目して、見ていくべきでしょうか。

涌井文晶 記者:
中国との首脳会談は、米中の関税の対立が続いてきた中で、一定の緩和を見るかどうかといったところが大きな注目点になっています。

27日の時点で、ベッセント財務長官が中国側と枠組み合意で、「アメリカがさらに高い関税を課すということはしなくて済みそうだ」としています。

今、中国側が進めようとしている「レアアースの輸出規制」を、アメリカは問題視しているのですが、それが1年間先に延びそうだと話しています。

ここが、この首脳会談で合意になると、世界経済の不安はかなり引いていきます。27日、日本市場で株価が上がっているのは、このニュースに対しての反応です。

そのため、この経済の対立が緩和するかは、一つの注目点と言えると思います。

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〈プロフィール〉
涌井文晶
ワシントン支局長 トランプ氏を2年半取材
アメリカでは日本酒が飲めないのが悩み

田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶応義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMia(イミア)」主宰