秘伝のタレを使ったジンギスカン 自然や料理を楽しめるようルートに工夫も

山内キャスター:
続いては、園遊会のおもてなしグルメをみていきます。

たとえばちまき、オードブル、焼き鳥など定番のものがありますが、なかでも特製ジンギスカンが特徴的な料理だということです。

TBS報道局社会部 岩永記者:
栃木県に宮内庁の「御料牧場」があり、ここで育てられた羊を使ったジンギスカンが代名詞になっています。もともとは宗教上の理由で牛や豚を食べられない方のために、こうしたものが用意されたという説もあります。

見どころは秘伝のタレを使用している点で、長年続くレシピをもとに、調味料やフルーツなど約30種類を配合したタレが今も使われているとのことです。

山内キャスター:
また、長い歴史がある園遊会には、2025年から変わったところがあります。

2024年までは、陛下を先頭に招待者が一列に並んでお話をするというスタイルでしたが、どう変わったのでしょうか。

TBS報道局社会部 岩永記者:
今までと違い、2025年からは▼両陛下がお話をするルートと、▼その他の皇族方のルートの2つのルートに分かれています。

今までは、皇族方が「招待者のみなさんとお話をしたい」ということで、狭い区間にぎっしり招待者が集まって長い時間待つこともありました。そうすると、熱中症で倒れてしまう方もいました。

また、せっかくの広い敷地なので自然やジンギスカンなどの食事も楽しんでほしいという趣旨で、今回からは2つのルートに分かれて広く使うようになりました。