国会ではきょう午後、政府の経済対策などを盛り込んだ今年度の補正予算案が衆議院を通過する見通しです。野党では、国民民主党に加えて、公明党も賛成する方針を表明しました。国会記者会館から中継です。

公明党の斉藤代表はさきほど、「物価高対策として、より早く困っている方々にお届けしたい」と、賛成する理由を説明しました。

公明党 斉藤鉄夫 代表
「本予算案に賛成をするということを、先程の常任役員会で決定させていただきました」

補正予算案をめぐっては、国民民主党がきのう、ガソリンの暫定税率廃止に向けた予算が盛り込まれているとして、賛成する方針を表明しました。

公明党はけさ、立憲民主党と共同で、▼物価高対策が不十分である、▼緊急性のない予算があるなどとして、補正予算案の組み替えを求める動議を提出しましたが、公明党の斉藤代表は「予算案には不十分な点もたくさんある」としながらも、こども1人2万円の応援手当など、公明党の提案が随所に反映されていると評価し、賛成を決めました。

補正予算案は、きょう午後、衆議院を通過する見通しです。

一方、終盤国会の焦点となっている衆議院の議員定数削減法案については、審議入りの見通しさえ立たず、成立は困難な情勢となっています。