”維新離れ”の動きも・・・

県内では、「維新離れ」の動きも・・・・
福岡4区を地盤とする阿部弘樹衆院議員。2025年9月、日本維新の会に離党届を提出し、除名処分となりました。

阿部弘樹 衆院議員
「ここ(日本維新の会)では、大阪中心の政策になっちゃうのかなと思って。私は九州比例の選出ですから、九州の政策をもっとやりたいなと思って離党したんですよ」「与党に入っちゃうと、与党で決まったことだからということでいろんな意見を言えなくなっちゃいますから」
阿部氏に加えて県内では6人の地方議員が離党の意向を表明するなど、維新の足元が揺らいでいます。
閣外協力の思惑は議員定数削減に疑問の声も
閣僚を出さない「閣外協力」にとどまった今回の連立。政治ジャーナリストの武田一顕さんはこう分析します。

政治ジャーナリスト 武田一顕さん
「維新を高市さんとしてはなんとしても取り込んで政権を安定させたいという思惑が今回、維新と自民党で合致した。閣外協力というのは維新側がいかに腹が据わっていないかというのの今回は証明になる」
維新が連立の絶対条件としているのが「議員定数の削減」。
しかし、武田さんはこの条件に疑問を投げかけます。
政治ジャーナリスト 武田一顕さん
「定数削減なんて本当に一般の有権者がやってほしいですかという話ですよ。それよりは経済対策の補正予算であるとか、維新が参院選の時に一番言っていた社会保障費の引き下げなんかで自民党と交渉してほしいのに、こんな国会議員の削減なんていう、筋の悪い話で国会が混乱することが果たして望ましいのか」