10月から1054円に引き上げられている最低賃金ですが、石川県は、賃上げを行う中小企業向けの支援策を用意し、16日事業者向けの説明会を開きました。

県内の最低賃金は、70円と過去最大で引き上げられ、10月から1054円となっています。県は、賃上げを行なう中小企業を支援することにしていて、関係団体向けの説明会が開かれました。

県は、中小企業や小規模事業者を対象とした生産性向上などの取り組みに対する最大100万円の助成金と、2024年の能登半島地震で被災した小規模事業者を対象とした最大50万円の独自の賃上げ支援金を用意していて、要件を満たす場合は両方の支援制度を受けることができます。

石野製作所・岸上淳司総務部長「どれくらいの範囲で支援をしてもらえるか。苦しい会社も多いと思う。そういったところを幅広く支援が行き届くような施策を期待している」

石川県労働企画課・杉原秀典課長補佐「今回の事業をきっかけに、事業者が自ら収益力を上げたり環境整備をすることで体力をつけてもらう。経営者の支援ができればということで実施」

事業者からの申請の受付は17日午前8時から始まります。