7日から新たな執行部体制で本格始動した自民党。ただ、連立のパートナー・公明党との関係がギクシャクするなか、高市“総理”誕生に向けて暗雲が漂っています。
自公トップ会談で合意至らず 公明党、連立離脱の可能性は?
山形純菜キャスター:
まずは自公連立の行方についてです。

7日、自民党の高市早苗総裁と公明党の斉藤鉄夫代表が会談を行いました。会談は約1時間半行われたということですが、結論は出ず、継続協議ということになっています。
公明党は「政治とカネ」「歴史認識」「過度な外国人排斥」の3つについて懸念が解消できなければ、連立政権は組めないとの考えを示していました。
会談後、高市総裁は「(2点については)気持ちは共有できた」とコメントしています。8日には「靖国神社への参拝は見送る」ということで調整していると報じられています。
残る1点について協議が続くということですが、公明党が連立を離脱する可能性はあるのでしょうか?

岩田夏弥 政治部長:
ブラフ(はったり)のような形で言ってるわけではなく、かなり本気度が高いという意見が出ています。特に「歴史認識」「過度な外国人排斥」という2つは気持ちが共有できたという状況ですが、「政治とカネ」の問題について公明党はものすごくこだわっています。
元々、公明党は「平和の党」「クリーンな政党」という2つをすごく大事なものとして掲げてきた政党です。
自民党内で、裏金問題が2024年に起きて衆議院選挙、今年の参議院選挙を経て、公明党も与党の一員ということで大きく議席を減らしました。この件は決着済みではなく、しっかり対応してくれない限りは、連立を組むのは難しいという話をしていてるということです。