6日の裁判について 争点などは…

ここからは、裁判を取材した倉島彩能 記者とともにお送りします。

市川麻耶 キャスター
倉島さん、きょうの裁判では交際相手の関川被告はどんな様子でしたでしょうか。

倉島 記者
きょうの裁判では、先に9年の実刑判決を受けた母親が消防に通報した音声が公開されました。この音声は、母親が泣きながら現場の状況を伝える内容で、これを聞いていた関川被告は、表情ひとつ変えることなく、耳を傾けていました。

市川 キャスター
今後の裁判の争点を教えてください。

倉島 記者
争点は大きく3つあります。
まずは、①関川被告の行為が遺棄とされるのか。
検察側は、浴室に連れ、娘を水で濡らした可能性が高いとして犯行は成立すると主張しています。これに対し、弁護側は、「水で濡らしていない」と否定しています。

次に、②その行為が故意に行われていたのかも争点となります。

最後に、③娘の死亡との因果関係についてです。
検察側は、水のたまった浴槽にとどまるよう指示し、約4時間半にわたり放置したことは危険であり、遺棄で死亡したことは明らかであるとしました。これに対し、弁護側は、因果関係を否定しています。

7日には、母親の証人尋問が行われ、9日に結審する予定となっています。