濱田さんにとっての馬毛島とは

濱田さんにとっての馬毛島。そこには若いころ漁を教えてくれた兄・勉さんとの思い出がありました。
(濱田純男さん)「兄とトビウオの話やモジャコ(ブリの稚魚)の話をずっとしていた。兄は夢だった」
しかし、勉さんは心不全のため、40代で突然、亡くなりました。
(濱田純男さん)「優しかった。亡くなる夕方まで一緒に漁していた」

勉さんが乗っていた船で漁を続ける濱田さん。国の補償金は受け取らず、今は種子島の近海で、年間20~30日漁を続けています。

(馬毛島で漁をしていた 濱田純男さん)「一生懸命、漁場を守ってやってきた人たちはみんな廃れて、(海上タクシーの)漁船はみんなピカピカできれい」「何のために今までやってきたか、分からない」
基地工事に翻弄される人もいる一方で、新たな動きも…