イラン攻撃について、トランプ大統領は「まもなく終結する」と言ったかと思えば、2日後には「撤退する訳にはいかない」と述べるなど、発言が二転三転しています。その背景には、トランプ氏の誤算があるようです。

原油高騰の火消しか トランプ大統領は発言を“二転三転”

アメリカ トランプ大統領(9日・ ワシントン)
「(この作戦に)携わっていることを誇りに思う。まもなく終結する」
「(Q.今週か?)そう思う。まもなくだ」

9日、それまで「期限は設けない」としていたイランでの戦闘を、「まもなく終わる」としたトランプ大統領。ところが、水曜日には…

アメリカ トランプ大統領(11日・ケンタッキー州)
「早々と撤収する訳にはいかない。任務を完遂しなければならない。勝って、勝って、勝ちまくる!」

今度は作戦を続けると。そして13日には再び、「終わるまで、長くかからない」(FOXニュースラジオ番組より)と主張しています。

“二転三転”するトランプ大統領の発言。
その背景には、マーケットの反応を意識し、原油価格を抑えたい、トランプ氏の思惑がありました。

ガソリンスタンドの利用客(9日・ニューヨーク)
「今は本当に異常事態。最近は満タンにしないで、半分で止めている」

アメリカでは、イラン攻撃直後からガソリン価格が急騰。原油輸送の要衝であるホルムズ海峡が、事実上イランに封鎖された影響が直撃。9日には、原油先物価格が2月の2倍近い、1バレル=120ドルに迫っていました。

ただ、トランプ氏の「まもなく終わる」という発言以降、原油価格は40ドル以上急落。原油高騰の火消しに走ったのです。ところが…

イラン革命防衛隊報道官(11日)
「米国とイスラエル、その支援者の石油は、1リットルたりともホルムズ海峡を通過させない。原油価格1バレル=200ドルを超えることを覚悟しろ」

実際、ホルムズ海峡周辺では、事態がめまぐるしく動いていました。