航空自衛隊の先遣隊が活動を始める

航空自衛隊の先遣隊およそ50人が、7月から中種子町を拠点に活動を始めています。
「まずは地域の皆さまに、我々先遣隊員も仲間として受け入れていただければ幸い」
元自衛官で、中種子町議会議員の大町田勇希さん。

Q.あれが自衛隊員の宿舎?
(大町田勇希さん)「そうですね。5階建てが3棟あります」
宿舎には隊員90人と、その家族が暮らす予定です。
(大町田勇希さん)「若い人、20~30代が致命的に少ないので、起爆剤として自衛官が活躍してもらえたら」

大町田さんは中種子町生まれで、15歳で陸上自衛隊に入隊。離島防衛を担う水陸機動団などに配属されました。
国が160億円で馬毛島の買収を決めた6年前、種子島に戻り、自衛官の募集や広報を担いました。
(大町田勇希さん)「日本国内で海から上陸してそのまま訓練できる場所がない」「新たなシチュエーションで訓練できる」
しかし、故郷で目にしたのは、かつての活気を失った町の姿。再びにぎわいを取り戻そうと、おととし、自衛官を辞めて町議会議員になりました。