利用者が少なくても…安心のための「カームダウン・スペース」
東京理科大学のカームダウン・スペースは元々相談室を利用していた学生を中心に、1回につき、大体15分から20分ほど利用できるということです。
感覚過敏を抱えているわけではないけれども、落ち着く場所を求めてくる学生もいて、1か月に大体7~8人。多い月で10人程度がこの「カームダウン・スペース」を利用しています。
利用者数や利用率について、加藤さんのコメントです。
感覚過敏研究所 所長 加藤路瑛さん
「カームダウン・スペースがあるからこそ、その場に行けるって当事者の方だったりというのが多いので、使われることなく誰も体調不良になることがないっていうのが理想にはなってしまうので、利用率で見られてしまうとなかなか設置するという思いにいくことって難しいかも知れないんですけど、必要としている人が居るってことを是非知っていただけたらと思っています」
加藤さんは、感覚過敏の人にとって、「カームダウン・スペース」があることが、そうした場への出掛け易さに繋がると話しています。
(TBSラジオ「人権TODAY」担当:松崎まこと(放送作家/映画活動家))