北海道では記録的な大雨となっていて、土砂災害の危険度が大きくなっている所があります。大雨のピークは越えたと見られますが、雨が弱まったりやんだあとも土砂災害や川の増水・氾濫などに厳重な警戒が必要です。

■北海道 大雨ピーク越えても油断禁物
きょう21日(日)未明から明け方には、北海道の胆振・日高地方や釧路・根室地方で記録的短時間大雨情報が度々発表され、十勝地方と釧路地方では線状降水帯が発生しました。北海道の大雨のピークは越えたと見られますが、夜にかけても雨は降ったりやんだりでしょう。これまでの大雨で地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害が発生したり、河川は増水・氾濫するおそれがあります。厳重に警戒してください。

■太平洋側を中心に晴れ 30℃超えも
きょう21日(日)昼間は、太平洋側を中心に晴れる見込みです。最高気温は、関東から九州で30℃以上の真夏日になるでしょう。東京都心は31℃、名古屋は33℃と前日より大幅に高く、東京都心は3日ぶりに真夏日が戻る予想です。北風がやや強めに吹き、この北風が大陸から乾いた空気を運んできます。そのため、真夏と違ってカラッとした体感になる見込みです。なお、札幌は17℃と10月中旬並みの肌寒さでしょう。

【きょう21日(日)の各地の予想最高気温】
札幌 :17℃ 釧路:20℃
青森 :24℃ 盛岡:24℃
仙台 :27℃ 新潟:26℃
長野 :24℃ 金沢:27℃
名古屋:33℃ 東京:31℃
大阪 :31℃ 岡山:31℃
広島 :31℃ 松江:27℃
高知 :33℃ 福岡:30℃
鹿児島:32℃ 那覇:33℃

■秋分の日は広範囲で行楽日和
あす22日(月)から24日(水)にかけては全国的におおむね晴れるでしょう。あさって秋分の日の23日(火・祝)は行楽日和の所が多くなる見込みです。この先も、晴れる日はまだ沖縄から関東で30℃を超えるでしょう。なお、台風19号の進路によっては、今月末は広い範囲で雨や風が強まって、荒れた天気となるおそれがあります。例年9月は台風が上陸しやすい月となりますので、今後も最新の情報にお気をつけください。