岡山県内でも、毎年のように「秋の味覚」をめぐる食中毒が発生しています。
どのような症状が出るのでしょうか。
生物に詳しい東洋産業の大野竜徳さんに聞きました。
食べてしまったらどうなる?
ー毒性のある野草やキノコを食べてしまったら、どんな症状がでるのでしょうか。
(大野竜徳さん)
「食中毒は食べてすぐ起きるとは限らず、潜伏期間という厄介なものがあります。
毒草や毒キノコの種類にもよりますが、食中毒症状は早いものは数分、キノコ毒では30分〜2時間ほどで発症します。
しかし、本当に危険なキノコはもっと長く、6〜24時間たってから症状が現れることもあります。
つまり、その日のうち、ではなく、晩ご飯を楽しみ、寝て起きたら、あるいは翌日かなり時間が経過して体調を大きく崩すことがあるのです。
しかも、時間がたっているから思い出せないまま症状が進むのはとても怖いです。
なんだか調子が悪いなと思っても放置してしまうと、肝不全や腎不全などの重篤な症状に進行してしまうことまであるのです」