水没した車は修理で直る?
車が水没してしまった場合、どう対処すべきなのでしょうか。防災アドバイザーの野村功次郎さんに聞きました。

【エンジンを再始動はNG】
・電気系統がショートしていた場合、バッテリーが爆発・発火の恐れ
・エンジンをかけずにJAFやメーカーなどに相談
【修理で直る?】
・床下浸水:部品交換などで修理できる可能性あり
・床上浸水:修理が難しい場合が多い
また、「エンジンがかからない」とJAFに電話をする際には、「電気系統までやられてしまっているかも」など具体的に伝えると良いそうです。具体的に伝えると、その後の対処も早くなるそうです。
補償について、物損・人身事故に対する保険は入っていると思いますが、車が水没してしまった際の補償はどうなるのでしょうか。

【自賠責保険】(加入は義務)
・水害の補償なし
・人身事故による対人賠償のみ
被害者をどう守るのかという観点が自賠責保険です。
【車両保険】(任意で加入)
・水害補償あり※津波・地震時の水没は対象外が多い
・保険会社、契約内容により異なる
もちろん保険のプランにより変わりますが、車両保険に加入しておくことで、水害にも備えることができます。しかし、任意の車両保険は加入率が47.2%と5割切っています(損害保険料率算出機構より)。
もし、水害に備えるのであれば、こういったところも確認をしていただければと思います。