枕崎台風は昭和9年の室戸台風、昭和34年の伊勢湾台風とともに「昭和の三大台風」と呼ばれています。

(鹿児島地方気象台・調査官 地福淳一さん)「(台風の)次の日になるとデータの集信がほとんどなくなっている」

こちらは枕崎台風が通過した後、昭和20年9月17日の資料。西日本の観測データが空白になっています。台風で通信が途絶え、各地のデータが今の気象庁の前身、「中央気象台」に集まりませんでした。

広島県では死者・行方不明者が2000人を超えました。枕崎市誌によると死者12人、倒壊した住宅は1223棟と記されています。

(宮内悦雄さん・87)「台風になると必ず枕崎が中継で出る。だから台風と枕崎っていうのは切っても切れない」