金平キャスター:
判決内容というのが事実認定に踏み込まないで、法律の解釈だけで公務員個人の賠償責任は問えないんだっていうふうにバッサリやりましたよね。あれを聞いていて、僕は多分心が動いたんだろうなというふうに想像していたんですけど、そうなんですね。

赤木雅子さん:
そうですね。やっぱり人のぬくもりというのを感じない判決だったと思うんですね。私は最後に安倍さんにお会いしたときに、グータッチをしたときにすごく手が暖かかったので、すごく温かみを感じました。人はみんな血が通ってて温かいものなので、温かい判決文が欲しかったです。

■赤木雅子さんのこれから「悩んでいる人の力添えになれるような…」


金平キャスター:
2000日余りに及ぶ雅子さんの闘いというのは、裁判だけじゃないですよね、この間いろんなことがありましたよね。ないと思っていた赤木ファイルが出てきたりとか、いろんな人と会ったでしょ。同じような悩みを抱えている全国の人とも交流したりしましたよね。今後、赤木雅子さんはどういうふうに生きていこうと今思われていますか。

赤木雅子さん:
まだはっきりとは目標が決まっていないんですけど、夫がいつも言葉にしてたのが「僕は社会貢献をいずれできるような人間になりたい」と。“社会貢献”という言葉をよく使っていたので、私も何かしら悩んでる人や夫のような家族を持ってる、悩んでる家族を持ってる人の力添えになれるような、何かしらできたらいいなと思って今考えています。

金平キャスター:
マスクをしてない雅子さんの顔ですね、聞いて話ができてとても良かったです。

膳場キャスター:
雅子さん今日どうもありがとうございました。

赤木雅子さん:
ありがとうございました。