赤木雅子さん:
判決はある程度、想像はしていましたけれども、バッサリ切られたような冷たい判決文を読みました。夫はきっと私の隣にいたので、一緒に聞いていたとは思いますが、改めて「あなたの思いが叶わなかったね」という言葉をかけたのと、「私の力がまだ足りなかったごめんね」という言葉をかけました。

金平キャスター:
司法の役割ということを私も考えさせられたんですけれども、裁判所に対して仰りたいことはありますか。

赤木雅子さん:
裁判所の裁判官の方々も人間なので、やっぱり間違いはあると思います。私はこの判決が間違いでなかったとしても、何かしら判決文の中に、夫にもう少し寄り添った、立ち向かってくれる判決文を書いて欲しかったと今でも思っています。

膳場キャスター:
裁判長に対して雅子さんは7月、裁判中に自らの口で訴えたことがありましたね。そのときに読み上げた文章をご紹介したいと思います。

『安倍さん、それから昭恵さん、佐川さん、そして裁判長、私は真実が知りたいです。今からでも佐川さんの尋問を行ってください』

このように仰ったわけですけど、真実は明らかになったと言えますか?

赤木雅子さん:
いえ、なったと思っていません。

■銃撃事件前日、雅子さんは安倍元総理に“手紙”を渡しに


膳場キャスター:
安倍さんが銃撃事件で亡くなる前日、雅子さんは安倍さんにお会いになっている。これはどうして会いに行かれて、どんな言葉を交わされたんでしょうか。

赤木雅子さん:
選挙の応援演説に来られているということを直前に知りまして。ぜひ安倍さんに私の気持ちを伝えたいと思い、お手紙を渡しに行きました。

膳場キャスター:
言葉は交わされましたか?