各社が進める「SAF製造」課題は?

経済産業省の「SAF需要見通し」では、2025年:25万キロリットル⇒30年:172万キロリットル。(※24年1月時点)
コスモ以外のエネルギー会社も製造に乗り出している。

【国内でのSAFの主な製造計画】
▼稼働中⇒「コスモ堺製油所」(生産量3万キロリットル)
▼2026年度⇒「出光千葉事業所」(10万キロリットル)
▼2028年度⇒「ENEOS和歌山製造所」(40万キロリットル)・「出光徳山事業所」(25万キロリットル)
▼2029年度⇒「太陽石油沖縄事業所」(20万キロリットル)
▼2029年以降⇒「コスモ坂出物流基地」(15万キロリットル)

――各社で計画が進んでいるが、それだけまたバイオ燃料を作るためにトウモロコシなどの原料が必要になり輸入する。クリーンなエネルギーはやはりコストが高い。それを誰が負担するのかという問題になる

経済ジャーナリスト 磯山友幸さん
「少しぐらい高くても環境に優しいものをという思考は日本人にもすごくあると思うが、価格差がどこまで許容できるかという問題。今これだけ物価が上がっているので、物価対策なのか、環境重視なのかというトレードオフ(両立できない状態)。ここのバランスがなかなか難しいのではないか」

(BS-TBS『Bizスクエア』2025年8月30日放送より)